抗うつ剤の症状を確認【精神を安定させたり意欲を起こさせたりする】

女性

効き方は十人十色

薬

話し合える医師を

近年はうつ病のタイプもいろいろと増えてきています。抗うつ剤による治療が一番効くといわれているのが、メランコリー親和型といわれているうつ病です。これは、他人との関係を何よりも大事に考えて、自責の念が強いタイプのことです。それ以外の新型うつ病あるいは非定型に属するうつはシーンによって症状が出たり、出なかったりするタイプや気分の高揚と落ち込みが交互にくる双極性タイプなどではカウンセリングや気分安定薬が効果的とされています。このようにうつのタイプによっても服薬治療の効果は左右されます。たとえば、SSRIという抗うつ剤は効き目があらわれるまでに最低でも2週間はかかりますが、2ヶ月経過しても効果が実感できないことも多いです。抗うつ剤での治療は、すぐに効果が出るものではないというのをまず理解しつつ、信頼してついて行く覚悟が必要です。その一方で、NaSSAのように効き目が早くあります出やすい薬もあります。しかし、5回、10回、20回と通院を続けても効果が実感できない、朝からキツイ、眠気がひどくて仕事にならないなど明らかに生活に支障をきたしている場合には医師にそのことを伝え、薬の調整を相談します。それでも改善されなければ話し合い、仮に何度訴えても応じてくれないときには、医師を変えることも検討します。うつ病の治療ベースとなっているのは、服薬と休養ですが、服薬に関しては様々な偏見を持っている人も多く、病院への受診をためらう要因のひとつになっています。しかし、そのために病院にいくことを躊躇していると、症状はどんどん進行してしまいます。また、症状がよくならずに悪化しているのであれば、なおさらうつ病である可能性は高くなります。精神疾患に関する薬は、近年、悪いニュースだけがクローズアップされがちなので、危ない薬だとイメージしがちですが、どこまでがうつ病による症状にもよるので、どこからが副作用なのかは、エビデンスがあるわけでもないので、薬のせいだと一概に言い切れるものではないということです。実際にうつ病で使用される抗うつ剤を飲み始めたことで楽になったという人は多くいます。うつ病の治療で抗うつ剤は命綱であり、大多数のうつ病の人にとって薬の力なしには、うつの迷路を脱出することは難しいということを認識しておく必要があります。それでも、医師の処方しだいで薬の効き方は変わってくるので服用時には注意が必要です。処方がベストでなければ遠回りすることにもなりかねません。しかし、薬との相性は十人十色ですから、服用したことで自分の状態はどう変化したのかを素直に医師に相談することが大切です。また、症状の変化しだいで処方が変わるのは当然ですから、聞く耳を盛ってくれる医師を探すことが大事になります。